安心マンション購入術
マンションは地盤で選べ!!
マンションは人命を守る建物なのです。
マンションは大地震が来ても倒壊することは稀です。
ライフラインの寸断が起こりったり、
地震後に住めなくなったり、
中破して、立て直すことはありますが。。。
しかし。そういった事態が起きても、人命は守られるケースが多いのです。
実際、阪神大震災で倒壊した建物のほとんどは、古い木造建築であり、
犠牲者の8割は、耐震性のない木造住宅に住んでいた方でした。
※公共施設やマンションの倒壊率は少なく、人的被害が少ないのが特徴。
建物はダメになっても、住んでいる人間は無事。
100%の保障などありませんが、いざというときの安全性は高いのです。
強固な地盤=地震に強いマンションです。
マンションの耐震強度より、地盤の強度を重視しましょう。
地盤が強ければ、地震に強い
地盤が強い場所に建っているマンションは、かなりオススメです。
マンションは安心を買うものですからね。
元々、マンションは他の建物と比べ地震には強く、倒壊することは少ないですし。
支持層(建物を支える地盤)がしっかりした場所に建設されたマンションは、
かなり安全だと断言できます。
地盤が弱いとどうなるか?
地盤が弱い場所に建ったマンションは、避けましょう。
建物は無事であっても、人は住めない状態になるケースが多いのです。
地盤が弱い場所(埋立地など)は、大地震が来ると液状化が起こります。
すると、道路・鉄道・水道・ガス・電気などのライフラインが壊滅します。
液状化は、時間が経つと元通りになりますが、
ライフラインの復旧工事には、かなりの時間がかかりますので、
最悪、人が住めなくなります。
※建物自体は倒壊しません。
マンションは、支持層まで杭を打ち込んで建物を支えますので、
表面の地盤が液状化しても建物は無事です。
地盤の良し悪し−その判定法
地盤の良し悪しを、正確に見分ける方法をご紹介します。
一番わかりやすいのは、地盤地図を確認すること
インターネットで地盤地図について調べてみましょう。
日本中の地盤の強度が、一目で把握できます。
また、内閣府が公表している、地震のゆれやすさ全国マップでも確認できます。
役所で聞くというやり方
お目当てのマンションが建設されている地域の役所で、
過去の災害歴を聞くのも、簡単な方法です。
役所へ行けば、過去の災害歴(地震の被害、水害など)の記録を教えてくれます。
地盤の良し悪しは、超重要事項です。
使えるものは何でも使い、必ず確認しましょう。
地盤の良し悪し−その判定法(後編)
地盤の良し悪しを、正確に見分ける方法の続きです。
内陸部でも危険な地盤はある
内陸部でも危険な地盤はあります。
危険な地盤とは、元々は沼地や窪地だった場所です。
内陸部でも、軟弱な地盤であれば液状化が起こります。
埋立地だけでなく、元々は沼地や窪地だった場所にも注意しましょう。
古い地図・地名
元々は沼地や窪地だった場所。
こういった危険な地盤を回避する方法をご紹介します。
まずは地名です。
地名に「沼」「窪」などが入っている場合は注意しましょう。
地名はその土地の様子を表すことがありますからね。
マンションは安心を買うもの ですから、
疑いがある場合は、そのままにしないようにしましょう。
確実に知る方法は、過去の地図を確認すること
お目当てのマンションが建設されている地域の、図書館など。
そういった場所に足を運ぶと、
過去の地図が見つかったりします。
沼地を埋め立てた場所であった場合、一発でわかります。数十年前まで遡って、確認しましょう。
まとめ
地盤が良い場所に建設されたマンションを選択しましょう。
マンションの耐震強度は、地盤によって大きく左右されます。