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中古物件のこれから・リノベーション

リノベーション物件とは

2006年の住生活基本法の施行により、ストックの供給が活性化されたため、立地や周辺の住環境に妥協することなく住宅を入手しやすくなった。

基本的にリフォームが必要なら、ライフスタイルに合わせて自分たちで前向きに住まいを作っていこうという動きが、ここ数年出てきている。

このニーズに応える 形で人気が高まっているのが、リノベーション物件だ。

もともとリノベーションとは「性能を向上させ、付加価値を高めるための改修」といった意味合いで、建築分野では古くから使われていた言葉だ。

中古住宅においては、修繕を意味するリフォーム(和製英語)よりもっと前向きに、個々の世帯のライフスタイルに合わせた住まいを創造するために利用されるものと言っていいでしょう。

中古流通やDIYが一般的な欧米では、自分の家のメンテナンスを兼ねてリノベーションすることは一般的だという。「ライフスタイルに合わせて、住宅を衣服のようにコーディネートする」柔軟な発想を持つ若い世代が市場を牽引している。特に、個性的な主張をするわけではないが自分たちの居心地がいい空間を好む、30歳前後のいわゆるアラサー世代は、すでに住宅の一次取得期に入っていることから、メディアで取り上げられることも多い。


理想の住まい作りへの近道とはいえ、資金面での柔軟性は新築より低く、マンションの管理規約によっては利用できなかったり、戸建てではさらにハードルが高くなる側面もある。

また、不動産業界も基準を策定している最中で、各社のリノベーションの規格も異なっているのが現状だ。だが、今後は新築の供給が確実に減るため、中古への住み替えは必須。おそらくは法整備も進められ、住宅評価も適正化していくとみて間違いないでしょう。何より、個々のライフスタイルにフィットする住まいを手に入れるためには、ぜひリノベーションを利用していただきたいものです。


これからは断然リノベーション住宅

そもそもリノベーションの定義は各社まちまちで、フルオーダー型のものもあれば、リノベーション済み物件もある。「リノベーションとは、個々のライフスタイルに合わせて大規模な改修を行うこと。だから、自分の 生活に合ったものが選べるなら、それがリノベーション済み物件でも構わない。

共用部分や採光面はいじれないというデメリットもあるが、大きなメリットとして、土地付き一戸建てが少なくマンションが多い大都市圏なら空中に土地を買うという感覚で、LDKという間取りの考えにもとらわれずに住まいを演出できる」新築購入者の約4割は、中古も並行して検討しているが、建物の劣化や品質への不安が原因で、結局中古を購入していない。

しかし、その不安を解消するための調査は行わず「見た印象で判断した」人が44%
「特に評価しなかった」人が25%もいたというのが現状だ。リノベーションは、この状況を打破する1つの手だてになる。

リノベーションの良さはこれだけではない。中古のマンションを購入して自分自身でリフォームをしようとしている方は間違いなのだ。なぜなら、物件の引き渡しを受けてからでないと
リフォームの工事には入れないのだ。工事申請ですら無理である。工事申請を提出してから工事着工まで2週間を要するのである。これは管理組合で決まっている話。理事長の同意を得、細かいところでは、上下左右の同意も必要である。万が一、購入した後にリフォームの工事申請に行った時住民が反対すれば工事はできない、なんてこともある。そればかりか、引き渡しを受けているのに住めないのですから賃貸の方は家賃とローンがダブルできます。

あと1つあります。それはリフォームの費用です。エンドユーザーがリフォーム会社に依頼して工事をするより、リノベーション会社のリフォームのほうが断然安い。


エンドユーザーは1回の工事だが、リノベーション会社は毎日が工事である。材料の発注も量が違うのです。これからは、断然リノベーション住宅です。良い住宅選びをして下さい。